このアプリを作った理由
AI時代に真に問われるのは「知識」や「使い方」ではなく、
「AIを使える力」や「地頭力」。
AIが日常になりつつあります。検索ができる、調べ物ができる、文章が書ける、コードが書ける——これらはもはや特別な能力ではなく、AIに任せれば誰でも一定水準まで到達できる作業になりました。聞けば「答え」が出てくる時代。
そうなった世界で、何が残るのか。
残るのは、「答えを得る力」では無く、どう問うか、どう構造を見るか、自分の答えにどう疑いを持てるかといった、AIを道具として使いこなす側の認知の質です。AIに何かを尋ねる前に、自分が何を本当に知りたいのかを言語化できるか。AIが返してきた答えを鵜呑みにせず、別の角度から検証できるか。これらは「知識」ではなく「能力」で、「能力」は教科書では学べません。
このアプリを作った経緯
私は映像業界から電気工事やIT業界といった複数の専門領域を横断して仕事をしてきました。
また、子どもの頃から社会の仕組みについて、興味を持ってました。
そんな中、AIという言葉がいろんな場所でよく見るようになりましたが、実は私は、会話型AI(LLM)と会話したのは、2026年1月8日が初めてでした。どういう物かは概念的には理解していましたが、まだ、本腰を入れて取り組むほどのレベルには至っていないと考え、それまでは距離を取っていたほどです。
2026年1月8日は、軽い気持ちで触り始めたのですが、夢中になって18時間連続で会話していたと思います。そこから数日はもう本当にAIにどっぷり浸かり、基本的なAIの可能性は全て理解出来たと思います。
そこで到達した、自分のいろんな疑問の解決や、全世界の情報が取得でき、論理的整合性の元にありとあらゆるエビデンスを示して話題の補強をしてくれる事に、大変驚きましたが、同時に、2日目には、全ての人がこのような使い方を出来るわけでは無いだろうという事も想像できました。
つまり、私自身は、AIとの親和性がとても高い人間であろうという自認に至りました。
ただ、だから自分が特別という方向性では無く、このAIの可能性を出来るだけ多くの人に経験してもらいたいと思いました。
しかし、AIの操作スキル自体は教えられるが、AIを使って深い思考に潜れるかどうかは個人の認知能力に依存すると思いました。同じツールを使っても、ある人は表層的な情報整理で終わり、別の人は自分の認知の枠組み自体を更新します。
この差はどこから来るのか。
そこから私は、AIとの対話で観察される「思考が深まる人」と「深まらない人」の違いを構造的に分析し始めました。診断ツールを作り、テストユーザーの対話ログ分析と、自分自身の体験の言語化を経て、大きく6つの能力に整理されたのが現在のフレームです。
このアプリの設計思想
FOX GODは「能力を教える」アプリではありません。問いを立て、自分の中から答えを引き出す対話の場を提供します。
設計上、いくつかの原則を守っています。
答えを与えすぎない——最後の気づきの一歩は、必ず本人に残します。AIが結論を渡してしまうと、それは借り物の答えになり、能力にはなりません。
判定しすぎない——分類するプロファイルは実は144通り定義しており、さらに重ね合わせる要素を考えるともっと多くのペルソナが定義できるのですが、タイプ間に優劣はありません。すべてのタイプに固有の強みと盲点があります。
継続的に鍛える——一度の診断で終わらせず、「次回までの行動課題→現実世界での実践→振り返り」のサイクルで認知成熟を促します。
個人の場であり続ける——評価しない、記憶を悪用しない、他者に伝わらない、という心理的安全性を守ります。
このアプリが「できないこと」
正直に書きます。FOX GODは万能ではありません。
- 対人能力(コミュニケーションスキル等)は直接訓練できません(ただし、診断結果の活用はかなり有用な情報になる)
- 深い愛着の問題や心理療法の領域には踏み込みません
- 「人生を変えるような奇蹟の体験」を1回で経験する事を保証するものではありません
私が提供できるのは、自分自身の認知パターンを継続的に観察・更新できる場です。それ以上でもそれ以下でもありません。
しかし、自分の認知の癖を構造的に把握し、継続的に鍛え直すこと自体が、AI時代において希少で価値の高い能力になると私は考えています。
FOX GOD